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大手もスタートアップも経験したシニアエンジニア岸が語る、LiBの成長戦略と開発スタイルの魅力

2022年7月入社のシニアエンジニア・岸は、新卒で入社したDeNAで現LiB取締役の近藤と知り合いました。その縁が続き、いくつかのスタートアップを経てLiBに入社。人の行動変容に関心を持つ彼が、構造改革を経て生まれ変わったLiBに魅力を感じた理由とは?多様な環境で経験を積んできたからこそわかるLiBの開発スタイルの魅力や、家庭を大事にできるフルリモートのワークスタイルについても語ってもらいました。

DeNAに新卒入社。海外勤務を経て、スタートアップを4社経験

ー これまでのキャリアを教えてください。

昔からゲーム開発に興味があったので、プログラミングを学べる大学に入りました。大学では、当時大流行していたブログの大規模データのデータマイニングの研究、そして大学院では予測市場と呼ばれる将来予測のための先物市場システムの開発を行っていました。

プログラミングによって実際にサービスをつくり、一般の方に使ってもらい、その結果を分析する研究がおもしろかったので、Webサービスに興味を持ち、就職活動はWeb業界を志望しました。

その頃はSNSが流行り始め、これから新しいWebの波が来る、という時でした。その波に乗るべく、C向けに自社のWebサービスを提供している会社を中心に就職活動を行いました。

ー その中で、DeNAに入社を決めたのですね。

当時のWebサービスの中でも、DeNAは国内有数のトラフィックを集めるサービスを運用していました。研究室でのサービスづくりの経験から、トラフィックが数百人程度しかないと開発のおもしろみとしても物足りないというのを知っていて。数十万人規模になると、つくるものが明らかに変わってきます。それを経験したいと思ったのです。

入社して新卒2年目の時に、現LiB取締役の近藤がSONYから転職してきて、ソーシャルゲームの開発部門の上長になりました。そしてあれよあれよという間に執行役員/欧米子会社のVPに。メンバーを戦国武将に例えて説明するのが好きだったりして、そのあたりは今とあまり変わらないですね(笑)。その後、近藤のアメリカ赴任に同行させてもらい、ここで一緒に働いた経験が、のちにLiBとの縁につながります。

▲DeNA時代、アメリカ赴任にて。近藤と「一度目」の同僚だった頃

ー その後、いくつかのスタートアップを経験されていますね。

元同僚に誘われて、モバイルゲームの会社でCTOを3年ぐらい務めました。その頃のゲーム制作は、スマホの急激な進化に合わせて求められるクオリティが上がり、莫大な時間とお金がかかっていました。

自分がWeb開発におもしろさを感じていたのは、つくったものをすぐに出せて、すぐにユーザーからフィードバックがもらえる点でした。しかしゲームは数年、数億円の世界。もっと早くリリースサイクルを回せる開発現場で働きたいと思い、その後は一般的なWebサービスづくりに舵を切りました。

じゃあ、どういうのがいいだろう?と考えたときに、自分も使える、自分ごととして開発できるサービスが良いなと。そこで選んだのがヘルスケア系のサービスでした。当時ディープラーニングが注目されていたので、大規模データを扱えるおもしろさを感じたヘルスケア系のスタートアップに移りました。

そののちに、縁があって近藤が参画したAI系スタートアップに転職し、ここで二度目の同僚になりました。その次の漫画のスタートアップでは、昔から好きな漫画で何かやりたいと思っていたのですが、ピボットして方向性が変わってしまったんです。そこでタイミングよくまた近藤から声をかけられ、最終的にLiBに辿り着きました。つまりLiBでは、近藤と三度目の同僚になったことになります(笑)。

 

データの構造化に基づいた戦略に惹かれ、LiB入社

ー LiBにはどのようにして入社を決めたのでしょうか?

これまでも何度か誘いを受ける機会があり、オフィスに遊びに行ったり、経営合宿に参加させてもらったりしていたんです。ただ、その時々の自分のやりたいことを考えて、お断りをしていました。

前職のピボットが決まったのが、ちょうどコロナ禍の真っ最中の頃。そのタイミングでまた改めて話を聞いたら、LiBは構造改革を経て生まれ変わろうとしていました。これまでとの変化を明確に感じ、今入ったらおもしろいかも…と思ったのです。

具体的には、データの構造化に基づいた成長戦略が描かれていた点です。私はヘルスケア系のサービス開発をしている際に、人を行動変容させるための「人と解決方法のマッチング」に強く興味を持つようになりました。このような分野はAI技術の進歩により精度が向上していますが、「いかに構造化された良質なデータを蓄積できるか」が最も重要です。

一般的には、構造化のための仕組みの整備は、一朝一夕では実現できません。しかし改めてLiBの話を聞いた時には、データの構造化を推進する体制ができていること驚きました。これは、機械学習のライフサイクルに人を介在させることでモデルの精度を改善していくHuman-in-the-loopの考え方に近いものだと感じたのです。

最終的に決め手になったのは、会社のこうした技術を中核に置いた戦略を、代表の松本が語ってくれたことでした。会社として全員が同じ方向を向いていることが、スタートアップとして成功するために必要だと感じていたからです。

ー 入社後のギャップはありましたか?

いい意味のギャップで言うと、プロダクトマネージャーが思ったよりもデキる人が多くてすごい、という点ですかね。育成システムが非常にうまくワークしている感じがしました。

これまでの会社では、現場でオペレーションを回している人とプロダクトマネージャーとの間に距離があることも多くて。そうするとどうしても、つくるものが的を外していたり、どう売っていくかの連携が取れていなかったり…ということが起きてしまうのです。

その点、LiBでは、現場出身のいわゆるドメインエキスパートがプロダクトマネージャーになっています。だから現場からヒアリングもすごくスムーズですし、企画も自分ごとになり、的を外していることがほとんどないので、やりやすくてびっくりしました。

 

描いている未来に必要とされるものを開発する楽しさ

▲自宅のワークスペースにて

ー 今の仕事内容を教えてください。

横断組織のエンジニアリング部門で主にバックエンドを開発しています。サービス分類を問わず、「LIBZ」全体のバックエンドを手がけています。

全事業の基盤となるシステムをつくっているのですが、システム設計の哲学として、非エンジニアだけで更新できる範囲を広く設計しています。そのため、エンジニアが余計な改修に工数を取られず、より本質的な開発だけに集中できているのがLiBでの開発組織の特長かもしれません。リファクタリングや開発体験の向上といった、いわゆる「守りの開発」にも時間を割くことができるので、エンジニアとしてストレスなく働けています。

他には、ジュニアメンバーのメンター的な立場としてアドバイスをしたり、1on1などもやりはじめています。若いエンジニアの成長にコミットすることも会社から期待されているので、そこは今後頑張りたいと思っています。

ー いちばんのやりがいは何ですか?

サービスの改善をすると、社内外のユーザーからすぐにフィードバックが返ってくることですね。出したものがちゃんと使われていると実感できるのがシンプルにうれしいです。

うまくいっていないサービス開発の場合、新機能の開発を乱発しがちです。なのにあまり使われず、負のサイクルが発生する…ということがよくあります。その点、LiBでは本当に需要があるか、自分たちの目指す世界観に必要かどうかを見極めて提供しているので、ちゃんと使ってもらって、改善して…という正のサイクルになっています。だから純粋に開発が楽しいんですよね。

これは先ほど述べたプロダクトマネージャーの存在も大きいですし、会社として向かっている方向性や描いている大目標がブレていないというのも大きいと思います。

 

手広く経験を積める、LiBの開発スタイル

ー LiBの開発チームの特徴を教えてください。

一般的には、開発技術の高度化・複雑化にともない、特定の分野の担当者がそれぞれ開発する分業スタイルが増えてきています。

一方でLiBは、「自分の専門性のある軸足を増やしていく」というスタイルでやっています。「π型人材」という呼び方で、職域を横断した人材になることが推奨されているからです。自分はこれまでもフルスタックに開発に参加することが多かったので、性に合っていると感じます。

ー 新卒や若手の場合、どちらがよいのでしょうか?

器用貧乏になるより、一つの専門性を極めることがエンジニアとしての市場価値を高めるという考えもあると思います。

一方で、広い専門性を持つ人は、初期のスタートアップはもちろん、大きな会社でも、全体を統括して見るような立場になるとアドバンテージになります。「いろいろ経験してきたので、全部わかります!」みたいな人の需要は確実にあります。要は、自分がどのようにキャリアを描いていきたいか、だと思います。

まずは自分の強みとなるものを一つ作るべきなので、入社して1〜2年は何かに特化して頑張ったほうがいいかもしれないですね。それがある程度できたあとに、他のことにも手を伸ばせるような環境がオススメだと思います。

LiBももっと規模が大きくなったら専業の人材が必要になってくるかもしれませんが、基本的には「π型人材」であることが推奨されると思います。だから、いろんなものに触れて経験を積みたいとか、将来的に自分で起業したいので手広くできるようになりたいとか、そういう方には良い環境ですね。

ー 外部エンジニアの協力体制も特徴的ですね。

そうですね。正社員エンジニアは5名と少数で、技術力のレベル感もバラツキがあるので、そこをうまく埋めてくれるのがシニアクラスの外部エンジニアの皆さんです。これが非常に良いバランスなんですよね。

設計の相談やレビューを実力のある人にお願いできると、コードの質を高く保つことができますし、言語やフレームワークの最新の機能を使ったコードの書き方を教えてくれたりするので勉強になります。また、リファクタリングの提案もしていただいて助かってます。

こういった体制がしっかりしていないと、長期的にはエンジニアの成長機会の損失になりますし、技術的な負債も溜まっていきます。外部エンジニアの方々の協力のもと、人もシステムも成長できる良い状態になっているのではないかと思っています。

ー 社員の開発メンバーの雰囲気は?

最近組織変更がありましたが、以前はプロダクト部門としての一つの組織だったので、チームビルディングの企画などを通して仲良くなることができました。おかげでフルリモートでも仕事がやりやすかったですね。

会社によってはエンジニアとプロダクトマネージャーが完全に別の組織になっていることも多いのですが、LiBはお互いの距離が近いのが特長です。

お互いの得意分野がわかるので、開発もスムーズですね。LiBでは、はっきり役割が決まっているわけではないですが、「この機能ならエンジニアはあの人で企画はこの人」みたいな組み合わせのパターンが程よくできているので、うまくワークしているのだと思います。

ー 今後チャレンジしたいことはありますか?

注目を集めているLLM(大規模言語モデル)をシステムに導入していきたいと考えています。いわゆるAIの一部です。

LiBの事業のほとんどは、エージェントとユーザーとのやりとりによって成立しています。そのやりとりの多くは、テキストによるコミュニケーションです。そこにうまく技術が入っていけると、24時間いつでも対応できたり、人間には難しいサポートが可能になります。これまで人間がやっていたことを効率化したり、人間ができないことを可能にしたりすることで、今までになかったサービスができるのではと思います。

技術によって効率化されたワークフローに合わせて、ここぞというところで人間ならではの創造性を発揮する、というのが理想のカタチじゃないでしょうか。たとえば、個人ユーザーと面談してその人の価値観を引き出す…といった、言語化が難しい作業は、人間の創造性や専門性が光る部分だと思います。

AIには最終的な判断はできませんから、そこを意志を持って決めていくのが人間の仕事です。LiBでは、技術と人間が絶妙に融合したサービスをつくっていきたいですね。

 

今の家庭のフェーズでは、在宅勤務は必須条件

▲3歳の息子と一緒にくつろぐオフタイム

ー 働き方は、前職からフルリモートですか?

はい。子どもが3歳と0歳なので、今の家庭のフェーズだと、在宅勤務はマスト条件です。どうしても物理的に家にいないといけないですからね。フルリモート勤務が無理であれば、LiBもお断りしていたと思います(笑)。

さらにフレックスなので、子どもの送迎や病院の対応などで抜けることもできてありがたいです。メンバーも子どもがいることに対して理解が深く、他のパパママも当たり前にやっていますし、子どもの病気などで急遽休むことになっても積極的に協力してくれて、とても助かっています。

また、エンジニアは勉強をし続けることが必要な職種ですが、子どもができる前と比べると勉強に充てる時間は相対的に減ってしまいました。リモートワークであれば可処分時間が多少増えるので、技術に限らずインプットをする時間が取れるのはありがたいですね。

ー 最近、育休も取得されていましたね。

下の子が生まれてから3か月間取得しました。ちょうど上の子の幼稚園の夏休み期間だったこともあり、主に上の子の面倒を見る担当でしたね。妻も、産後すぐの時期に無理をする必要がなくて助かった、と言っていました。父親の3か月間の育休というのは、母親が産後の体を徐々に癒してリハビリしていくのにちょうどいい期間だったように思います。

ー オフの日はどのように過ごしていますか?

今はもっぱら子どもの世話ですね(笑)。3歳の元気な息子を公園に連れて行って一緒に遊んでいます。子どもたちが寝てから自分が寝る前の時間を使って、少しずつ勉強もしています。

 

こんな人と働きたい

ー 最後に、どんな人がLiBで活躍できそうか、教えてください。

技術だけでなく、サービスに興味を向けられる人がよいと思います。自分たちのつくっているものがどのように使われているのかを意識しながらつくることができる人がいいですね。「開発だけしてたらいいだろう」というスタンスだと、品質もユーザビリティも落ちてしまいますから。

もう一つは、隙間に落ちるボールを拾いに行ける人です。私たちはまだ少数精鋭の体制なので、どうしても隙間に落ちるボールがたくさんあります。お互いが拾いあうことで、誰かの得意分野や役割が拡大されたりもします。エンジニアの金子はインタビューでも明言していましたが、とても守備範囲が広いですね。これはスタートアップだと非常に大事なことです。

自分に合う環境かどうかを確認するには、実際に働いている人に会ってみるのが一番だと思います。尊敬できる人と一緒に働けることは一生の財産ですし、自分もそのおかげでキャリアを積んでいます。また、会社が今どのフェーズにあるのかも重要なポイントです。LiBはまさにこれから急成長するフェーズなので、自分も会社も一緒に成長していけるおもしろい環境だと思いますよ!

 

 

 

岸さんってこんな人!

★大手とスタートアップを両方経験して、どんな違いを感じましたか?
大手は同質な人が集まりがちなのでコミュニケーションが楽です。
それに対してスタートアップは多様なバックグラウンドの人が集まるので、コミュニケーション能力が鍛えられますね。傾聴を心がけたり、曖昧な指示を出さないように努めていました。

★LiBの3つの行動指針(Stack up Value・Act Direct・Get Insight)の中で一番好きなものはなんですか?その理由も教えてください!
「Stack up Value」です。長期運用するソフトウェア開発では、つくって終わりではなく、価値のあるものをつくって蓄積していくという考え方が重要になるからです。

★岸さんが思う、「LiBあるある」を教えてください!
フルリモートで働いているので、まだ一度もリアルで会ったことのない同僚がたくさんいます。

★岸さんにとっての自分らしい仕事のカタチとは?
コンフォートゾーンに安住せず、常にラーニングゾーンに挑戦していくことです。

 

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インタビュー・ライティング:高嶋 朝子(株式会社LiB)

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