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あえて、厳しい道を選ぶ。会社の転換期を乗り越え、リブランディングに挑む広報・岡田の挑戦

創業7年目となるLiBでは、時代の変化に即した新たな価値提供を目指し、ミッションやサービスコンセプトを刷新するためのプロジェクトが始動しています。そのプロジェクトをリードするのは、コミュニケーションを武器に広報として活躍する岡田。入社からこれまでの仕事や心境の変化、キャリアに対する考え方、これからの挑戦について話を聞きました。

 「心から共感できて、広めたいと思える会社」に転職

ー まず、なぜ広報という仕事を志したのかについて教えていただけますか?

広報という職種に就いたのは偶然でした。新卒で入社したのは、ユニバーサルデザイン(高齢者、障がい者などが行動しやすい社会をつくること)のコンサルティングを行うベンチャー企業でした。兄に知的障害があったこともあり、「どうしたら当事者やその家族が安心して地域で暮らせるか?」という疑問が、幼い時からありました。その中で、社会性と経済性を両立したビジネスに、国や自治体、企業を巻き込んでいる前職に興味を持ちました。

その会社は当時、年間100件以上のメディア露出があるほど注目されていて、広報はかなり多忙な状況でした。学生時代に採用広報のインターンをしていたこともあったからなのか、知人の紹介で偶然に出会った先輩から「一緒にやらない?」と誘われたのがきっかけで、私の広報としてのキャリアがスタートしました。

「広報とは何か?」という理解からのスタートでしたが、伝えるコンテンツを「一ミリ・一音・一色」までこだわる上司、心強い社外の広報仲間やメンター、サービスに共感・期待をしてくださる記者さんから、たくさんのことを教わりました。

またメディアリレーションだけでなく、2,000万円ほどの予算をもらってサービスのプロモーションプランを考えたり、コラムやインタビュー記事のライティング、アワードの責任者など、パッションを原動力に、その時々の会社のニーズに合わせて動いていましたね。

テレビを見たユーザーから「御社やサービスを知れてよかった」というメッセージをいただいたり、企業から提携の打診が来たりと、コミュニケーション活動を通して仲間が増えていくこと、そして見える景色が変わっていくことに、すごくワクワクしました。

ー そんな中、転職しようと思ったきっかけは何だったんですか?

やりがいを感じている真っ只中、入社のきっかけにもなった兄が突然亡くなるという出来事がありました。現状をなかなか受け入れられずにいましたが、「これから自分がどう生きていきたいのか」を改めて立ち止まって考える機会となったんです。

PRを通じて、どんどん応援の声が大きくなり、見えていく世界が変わることを身をもって感じていた中で、事業のテーマに関わらず、心から共感したサービスを、本気で解決したいと思えることを、相手に合わせてわかりやすく編集し、丁寧に届けることで、事業に貢献できるようにしたい。そう決めました。

ー では、自分の武器はそのままで、向き合うテーマを変えてみようと思ったんですね。

PRをこれまでとは異なるテーマや環境でチャレンジしたいと思い、いくつかの転職エージェントに登録しました。その中で出会ったLiBのエージェント・LiBzPARTNERS(当時)が、自分の生き方やキャリアについて最も手厚く、親身になってくれました。そこで、LiBもちょうど広報を募集していることを知りました。

関わるテーマは変わっても、「自分が心から共感できて、サービスや会社のことを広めたいと思えるかどうか」という点は最も重要視していました。LiBが当時ミッションに掲げていた、「ライフイベントにより直面するキャリアの障壁の解消」は、自分もいずれ当事者となるテーマでもあり、とても共感しました。

また企業のフェーズによって求められているコミュニケーション活動が変わる中で、当時のLiBは、IPOを見据えていたフェーズ。前職で3年間、たくさん場数を踏ませてもらった力を試せるチャンスだと思い、2019年2月に入社しました。

同期と入社日に撮った写真

ー 実際入社してみて、どうでしたか?

第一印象は、みんななんて優しくて温かいんだろう!と(笑)。質問すれば、とても丁寧に説明してくれて、発言しやすい文化もあり、安心安全な環境だなと思いました。

最初の仕事は、「LiBzCAREER」というtoC向けの転職支援サービスの広報をメインで担当しました。ユーザーさんから、転職はしたいとは思っていないけど他企業で自分の力が試せるか知りたい、また企業さんからは女性の視点をサービス改善に活かしたいという声を聞いていたので、このニーズを満たす企画をつくり、LiBzCAREERを広く知ってもらえる機会にしたいと思いました。

マーケティング担当と一緒に他社と組んだ企画を月10本考えると決め、「こんな仕事があったらワクワクする」を実現するプロジェクト『夢のお仕事体験企画』という企画をつくりました。心に残っているのは、春日井製菓さまや、旅工房さまとのコラボ企画など。ゼロからのテレアポや、イベントに行って名刺交換をしたご縁が繋がって実現したものでした。募集には、それぞれ200名ほど集まりました。

「違う業界やテーマに向き合う中で、普段の仕事を客観的に見つめることができた」「自身の強みや思考のクセに気づかされたりと、新たな発見があった」という声をいただいたのはうれしかったですね。

そのほかにも、タイミングを見計らいながら、ミッションに沿ったコーポレートPRも手がけました。FNNにLiBの働き方について取材していただいたり、女性のキャリアについて考えるシリーズイベント「Women’s Career Cafe」を企画したり。妊娠や出産を踏まえたキャリアについて考えるイベントの時に、「このイベントを通して、不妊治療を始めるきっかけになった」と参加者の方から連絡をもらえたことは忘れないです。

春日井製菓さんとのコラボイベントの様子

大きな転換期で、予期せぬアサインに

ー 確かに、これまでにない取り組みが続々リリースされて、社内でも見ていてワクワクしました!

うれしいです!ただ入社して半年が経ったころ、会社の状況に変化が訪れたんです。IPO直前で事業構造の弱さが露呈してしまい、全社を挙げた構造改革に取り組むために、一度立ち止まる必要が出てきました。大きな声では言えませんが、キツイなと思うことがたくさんありましたね。メイン事業のピボットや、組織の大胆な縮小、ミッションの見直し等々……。大きな痛みを伴う改革だったと思います。

組織や事業が瞬く間にどんどん変わっていきました。改革のためには必要な決断なんだろうけれど、変わっていく状況の変化に心が追いつかず、またどこへ向かっていくのだろう?と、共感できなくなったときも正直ありました。

そんな状況なので、会社として優先すべきは、まずは事業の立て直し。役割やミッションが大きく変わるメンバーがたくさんいる中で、私もプロダクトマネージャーをメインで担当することになりました。

ー そうだったんですね。「コミュニケーションを武器に生きていく」と決めていた中で、そのアサインはどう受け止めたのでしょうか?

突然の告知だったこともあり、すぐには腹落ちはできなかったです。でも、「今の自分にできることはなにか?」を問い、また会社が立ち直り、サービスに自信を持ってユーザーに価値を発揮できるようにするために、いま任された責任を最大限果たそうと思い直しました。

そしてプロダクトづくりに携わる過程で、プロダクトマネジメントとは何かを知ることも、プロダクトを作る人のこだわりも知ることも、外の情報をプロダクトに反映させることもできる。いつかそれらのストーリーを含めて語れたら、広報としても強みになると思ったんです。

ー  キャリアの逆境ともいえる状況を、前向きに捉えることができたのが本当にすごいと思います…!

その時に「人間万事塞翁が馬」という言葉を思い出しまして。会社が遭遇している出来事を、いまその時点で一喜一憂せずに、会社を、自分を、もう少し信じてみようと思いました。……と言いましたが、支えてくれた人のおかげだと本気で思っています。立て直しに向けて、各所で奮闘していた仲間の存在も大きかったですね。

広報のキャリアとしては、このタイミングで転職という選択肢もあったかもしれません。ですが、「人生」という観点で考えたときに、苦しい状況を会社として乗り越えた場面に立ち会いたいと思ったんです。苦難を味わったとしても、これが今いちばん納得できる選択だなと思いました。

ー  過去にもそういった経験があったのでしょうか?

高校選択をするときの考え方も近かったかもしれません。当時、バレーボールを結構真剣にやっていて。レギュラーになれるかもしれないけど県上位レベルの高校か、球拾いで終わるかもしれないけど全国レベルの強豪校か、の選択で迷ったことがありました。

信頼している方から、厳しい道へ行く選択をしてみるのも面白いかもしれないぞという助言をもらったんです。全然自信はなかったけれど、一生に一度の高校生活、相当厳しいかもしれないけど、未知な道を選択してみようと思い、後者に決めました。

今思うとこの時のことが、自分の選択や、何かに挑むスタンスの原体験になっているのかもしれないです。

ー  すごく岡田さんらしい、内に秘めた情熱を感じます。実際、プロダクトマネージャーに挑戦してみてどうでしたか?

「広聴」を意識していこうと考えていました。サービスにどんな課題があるかを知り、改善していくために、ユーザーインタビューの機会を定期的に設けました。また、数値・データだけでは見えない血の通ったリアルな声を拾い、改善点を企画書・仕様書にまとめて機能改善をしたり、チームに提言したりしました。

LiBには、小規模の改善であれば、非エンジニアがノーコード・ローコードで実装できる開発環境があります。なのでサイト内の文言を変えたり、記事をサイトに反映させたりまで一気通貫でスピードよくできたのは、おもしろかったですね。

また、この期間に広い意味での「編集」のスキルを磨きたいと思い、「編集スパルタ塾」という講義に隔週で通っています。今でも続けていますが、クリエイティブのプロフェッショナルの方々から、痛烈なフィードバックをいただける機会は、日々の仕事だけでは得られないので、鍛えてもらっています。

 

満を持して、リブランディングにチャレンジ

ー  苦しい時期にも終わりが近づき、ようやく光が見えてきたと聞いています。

振り返ると、-99、-98、-97という感じで、マイナスの階段を1段ずつ登ってきたように思います。その階段がようやくゼロとなり、改革の終わりを迎えたと全員が認識できたのが、この10月です。

いまは、LiBが今の世の中に大してどんな価値を提供していくのかをしっかりと定義し、ミッションやキービジュアル、デザインスタイルなどの変更を含むCIリニューアルなど、再出発に向けた準備をしています。あらためて、LiBのこと、サービスのことを然るべき人に丁寧に届けていきたいと思っています。1段ずつしか登れなかった階段を、今度は数段、数十段抜かして積み重ねていけるステージに入っていくと思うので、広報として盛り上げていきたいと思います。

外部のプロフェッショナルとのMTG風景

ー  中で積み上げてきたことを、ようやく外にも伝えていく時が来たんですね!

そうですね。リブランディングのプロジェクトも、社外の心強いプロフェッショナルの方と進めています。ビジュアルだけでなく、サービスの価値も整えて、なんらかの障壁によって、自分の強みを発揮しづらい人たちが、希望をもって働ける世の中にしたいと思っています。同時にパフォーマンスを発揮するためには、働く「環境」も大事。だから対・経営者や人事への共感を創りあげていくことも大事にしたいです。

どんなものになるのかは、アイディアと実行力次第なので、各プロフェッショナルたちと一緒に、考え、動きます。

 

「週4勤務」という新しい働き方を実践

ー  自分らしい働き方といえば、岡田さんは今、週4勤務という働き方ですよね?

はい、もともとは、翌年に行く海外研修の準備のために、週4勤務に変更しました(※)。LiBでは、上長とすり合わせの上で、このような働き方の選択が可能なんです。今はライフワークとして、ラッシュジャパンチャリティバンクさんから応援していただきながら、障害のある兄弟姉妹がいるこども向けの情報提供サイトを構築しているので、その活動に時間を充てたりしています。
※LiBには多様な働き方のオプションが用意されており、週4勤務も可能です。

ー  リブランディングの大きなプロジェクトが走っている中で、稼働日が週4日だと、なかなか大変ではないですか?

そうですね。でも全然苦じゃないです、アドレナリンが出ているので!意識していることは、最初に「全体感」を把握し見通しを立てること、やることを5つのD(Do、Downgrade、Delegate、Delay、Delete)で振り分けることでしょうか。

また、身体の声を聴き、疲れる前にうまく休むようにしています。カフェで本を読んだり、自転車で出かけたり……。あとドラえもんがすごく好きなので、展示会があれば絶対に見に行きます(笑)。

LiBのメンバーと田植えをした時の写真

ー  本業も、ライフワークも、情報を伝える活動ですね。きっと岡田さんにとっての天職なんでしょうね。

そうかもしれないです。なにげない情報から、心がふっと軽くなったり、モヤモヤしていたことが解決されたりするんじゃないかなと思います。わたしもこれまでの人生で、情報を得ることで、選択が変わりました。選択の積み重ねで、人生の進む角度が数度変わっていくと思うんです。「伝える仕事」を通して、世の中にポジティブなアクションを増やしていきたいと思います。

 

こんな人と働きたい

既存の枠組みにとらわれずに、ミッション実現に向けて、事業成長に向けて、必要だと思ったことに、0ベースで考え動ける人と働けたらうれしいです。LiBはそういうメンバーばかりですが、さらに一緒に盛り上げていけたらと思います!

 

岡田さんってこんな人

★最近いちばん嬉しかったことは?
・お寿司屋さんで食べた、ブリのあら汁が最高に美味しかったこと

★今プライベートでハマっていることは?
・カイロプラクティックに行くこと。先生に教えてもらい、内臓と横隔膜の位置は自分で調整できるようになりました
・ビビビと来る見出しやキャッチを見つけること。ときめいたものは携帯にメモ

岡田さんが思う「LiBあるある」を1つ教えて!
・グルメな人が多くて、各地の美味しいご飯屋さん情報がチャットに溢れていること

★岡田さんにとっての自分らしい仕事のカタチとは?
・今の自分にとっては、「WAO」と思うようなモノをつくること、それがつくれる環境にあることでしょうか

 

聞き手:高嶋 朝子(株式会社LiB プロダクト部門)
WEBメディアや広告の制作ディレクション、イベントプロモーションなどの仕事をしながら、プライベートでは結婚・出産を経験。2017年、自身のライフイベント経験を活かせる事業テーマに向き合うため、LiBにジョイン。リモートやフレックスを活用して二児の子育てをしながら、コンテンツクリエイティブの企画制作、ライティングを担当。

 

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